Antarctica Starts Here
- Cat No.: ASH104
- 2026-07-11
ラーガ、室内楽、即興が融合した、英国アコースティック・サイケデリアの名演。機材盗難をきっかけにエレクトリック楽器を捨て、ハンド・ドラム、オーボエ、リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラだけで独自の音世界を切り拓いていったThird Ear Band。中世錬金術の四元素をテーマに据えた1970年のセルフタイトル名作2nd『Third Ear Band』が、Superior Viaduct傘下〈Antarctica Starts Here〉からヴァイナル・リイシュー。
1968年に機材盗難に遭い、1969年の1stに続いて発表されたThird Ear Bandのセカンド・アルバム。〈Odeon〉からの日本語帯付き版も確認できます。収録曲は「Air」「Earth」「Fire」「Water」の4曲構成。インド古典音楽ラーガ、ヨーロッパ室内楽、即興演奏、ドローンを融合させた、完全アコースティックの時代越境的なサウンドを展開。ハンド・ドラムの鼓動と、オーボエ、リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラによる流麗な旋律。ロックともフォークともジャズとも言い切れない、古代の儀式に立ち会うようなトランスを誘う演奏が素晴らしい。当時はヒッピーを魅了し受けたそうですが、限られたコミュニティだけには収まらないような、実験音楽のリスナーにもリーチする魅惑のサイケデリック・アンサンブル。 (足立)